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テレビ会議とWeb会議をつなぐ新端末、パナが発表 24拠点まで同時接続

パナソニックがテレビ会議システムとWeb会議サービスをつなぐ新商品を発表。同商品を介して、他社のWeb会議システムと映像や音声のやりとりができる。働き方改革によって高まるテレワーク需要に応え、異なるシステムやサービス間でもスムーズなコミュニケーションを可能にする。

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 パナソニックは11月8日、同社が提供するテレビ会議システム「HDコム」シリーズにWeb会議サービスを接続できる専用端末「Webハイブリッドモード拡張ゲートウェイボックス」(KX-VCG100J)を発表した。同端末をWeb会議用のPCに有線接続すると、ネットワーク上にあるテレビ会議システムを自動で判別し、各拠点を結んだ遠隔会議を実現する。会議の際は、テレビ会議用の音声・映像をWeb会議向けに変換する。

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11月14日発売の「Webハイブリッドモード拡張ゲートウェイボックス」(KX-VCG100J)

 対応するWeb会議サービスは「Skype for Business」「Microsoft Teams」「Zoom」など。同時に24拠点まで接続できる。

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テレビ会議とWeb会議をつなぐ例

 テレワークの普及によって遠隔地を結ぶ会議が一般化したことを受け、Web会議とテレビ会議を併用するユーザーの業務を効率化する狙い。在宅勤務中の社員が、オフィスにいるチームメンバーと会議する際などの利用を見込む。

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複数拠点でつないだ場合
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資料の閲覧も可能

 パナソニック システムソリューションズ ジャパンの坪憲生課長(マーケティングセンター メディアエンターテインメント推進部 ビジネスコミュニケーション課)は、「ビデオ会議とWeb会議のどちらを使っても、ストレスなく円滑なコミュニケーションを促進する。クラウド型のビデオ会議システムは年間で約70万円のコストが掛かるため、出費を抑えられるメリットもある」と話した。

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開発背景を説明する坪憲生氏

 発売日は11月14日。価格はオープンで、実売予想価格は約40万円。今後2年間で2600台の販売を目指す。

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