東京証券取引所は11月13日、クラウドソーシングサイトを運営するランサーズ(東京都渋谷区)のマザーズ上場を承認した。上場予定日は12月16日。証券コードは4484。
ランサーズは2008年に「リート」として設立。人材を必要とする事業者と仕事を求めるフリーランス人材に向け、クラウドソーシングサイト「Lancers」の提供を始めた。12年に社名を「ランサーズ」に変更。IT系の人材を紹介する「Lancers Agent」や、法人向けの人材活用支援サービス「Lancers Enterprise」などを展開している。
19年3月期(18年4月〜19年3月)業績は、売上高が25億2247万円(前年比32.0%増)、経常損益は9368万円の赤字(前年は3億5169万円の赤字)、総資産額が23億4820万円だった。
上場承認を受け、同社は「今後も『個のエンパワーメント』というミッションの実現に向けて進化を続けてまいります」とコメントしている。
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