Dropbox、プロジェクト管理ツール「Trello」と連携 アプリを切り替えずファイル追加
「Dropbox」が、プロジェクト管理ツール「Trello」と連携。Dropboxのデスクトップアプリとブラウザ版サービスから、アプリを切り替えずにTrelloの「カード」にコンテンツを送ることが可能になった。DropboxからTrelloカードにファイルを添付する場合は、ファイルのプレビューを自動生成する。
Dropbox Japanはこのほど、クラウドストレージサービス「Dropbox」が、豪Atlassianが提供するプロジェクト管理ツール「Trello」と連携したと発表した。Dropboxのデスクトップアプリとブラウザ版サービスから、アプリを切り替えずにTrelloにコンテンツを送ることが可能になった。利用には、DropboxとTrelloのアカウント連携が必要。有料・無料問わず、全てのDropboxプランに適用する。
Trelloは、タスクの締め切りや担当者、必要なファイルなどを登録できる「カード」、プロジェクトごとにカードをまとめて管理できる「リスト」、リストをまとめて表示し、全体の状況を確認できる基盤の「ボード」で構成される。プロジェクトを細かなタスクに分割し、それぞれの責任者や進捗(しんちょく)状況を確認できるのが特徴だ。
今回の連携によって、Dropboxの画面を表示したまま、Dropbox内のファイルをTrelloの既存・新規カードに追加できるようになった。また、Dropbox上から、Trelloのアクティビティーフィード(タイムライン)を確認し、チームメンバーによるコンテンツの利用状況を確認可能になった。
DropboxからTrelloカードにファイルを添付する場合は、ファイルのプレビューを自動生成する。プレビューは175種類以上のファイル形式に対応しており、該当するソフトウェアを持っていなくても表示できる。
例えば「Photoshop」をインストールしていない場合でも、PSD形式のファイルを選択すると、その内容をDropbox上にプレビュー表示する。プレビューしたファイルを「Office 365」「G Suite」などのオンラインツールで直接開くことも可能だ。
米DropboxとAtlassianは2019年6月にパートナーシップを締結しており、今回の連携はその一環。Dropbox Japanは「Atlassianとのパートナーシップにより、他の計画も実現していく予定」としている。
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