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データ分析の実務スキル測る検定が登場 受講者は「プロマネ」想定
データミックスが、「データ分析スキル検定」を2020年に始めると発表。受講者は、データ分析に携わるプロジェクトマネジャーを想定する。
データサイエンティスト育成スクールを展開するデータミックスは11月18日、データ分析の実務スキルを測る「データ分析スキル検定」を2020年2月に始めると発表した。受講者はプロジェクトマネジャーを想定しており、合格するとデータサイエンティストやエンジニアとコミュニケーションする上での基礎知識があることが証明されるという。
分析プロジェクトの立ち上げから、データ準備、モデリング、評価までを、プロジェクトの流れに沿って出題。現役のデータサイエンティストらが、ビジネスサイドの担当者に知っておいてほしい内容を洗い出し、問題を作成した。
具体的には、プロジェクトの進め方や、データの前処理、基礎的な統計手法や機械学習アルゴリズムの知識、施策の評価と効果検証ができるかどうか――などを問う。
同社は「AIや機械学習の技術の理解度を測る検定試験はあるが、技術とビジネスの橋渡し役ができる人材を可視化する試験はなかった」と指摘。今回の検定によって、橋渡し役となるビジネスパーソンの学習を促進したいとしている。
試験は、20年2月から全国約230カ所の会場で実施する。問題数は60問で、試験時間は90分。受験料は1万円(税別)。試験申し込みは20年1月から公式サイトで受け付ける。
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