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オーディオとAlexaのいい関係、Amazonの「Echo Input/Link」を試した体当たりッ!スマート家電事始め(1/2 ページ)

液晶画面付きやコンセント直差しタイプまで、Amazonのスマートスピーカー「Echoシリーズ」はますますバリエーションが増えている。今回はオーディオと相性の良い製品を試した。

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 液晶画面付きやコンセント直差しタイプまで、Amazonのスマートスピーカー「Echoシリーズ」はますますバリエーションが増えている。これは家中どこでもAIアシスタントのAlexa(アレクサ)と話ができる「Alexa Everywhere構想」の一環。今回は、その中でちょっと異色なオーディオ製品を使ってみよう。


左から「Amazon Echo Link Amp」「Amazon Echo Link」「Amazon Echo Input」

 最初の製品は「Amazon Echo Input」(以下 Echo Input)だ。Bluetoothか、アナログ音声端子で接続できる外部スピーカーを「Alexa対応」にするスマートデバイスで、それぞれの入力に対応していれば組み合わせる製品を選ばない。手持ちのオーディオコンポからBluetoothヘッドフォンなど幅広い機器で使用できる。

 本体はコースターのような円形で、直径が80ミリ、高さ(厚さ)14ミリと薄くコンパクト。4つのマイクを使ったアレイマイクやWi-F、Bluetooth通信機能を持つ。Bluetoothのオーディオコーデックなど詳細なスペックは公開されていない。


「Echo Input」。3.5ミリアナログ出力やBluetoothで接続できるオーディオを「Alexa対応」にする

 セットアップの仕方はEchoシリーズのスマートスピーカーと同じ。スマートフォンのAlexaアプリで設定するのが手っ取り早い。使い勝手も同様で、アレクサに話しかけて音楽配信サービスの「Amazon Music」や「Spotify」が聞ける他、家電操作や天気などWeb情報検索もできた。他のEchoシリーズと一緒にマルチルーム音楽再生の1台にもなる。


Alexaアプリのイコライザー機能で音のバランスを変更できる

 Echo InputはBluetoothオーディオの送受信に対応しているので、例えばスマホから音楽をEcho Inputに飛ばし、3.5ミリオーディオ出力に接続したスピーカーやヘッドフォンで音楽を聞ける。ただし、入力と出力を同時に使うことはできないため、音楽ソースがBluetooth入力の場合、出力機器にワイヤレススピーカーやワイヤレスヘッドフォンなどは選べない、この点には注意が必要だ。

 Bluetoothに接続する場合はAlexaアプリでペアリングを済ませておけば、次回以降はBluetooth端末の電源を立ち上げたときに自動接続される。Amazon Musicなどのアプリでは、ストリーミング先としてEcho Inputが選べる。

 Echo Inputは音声コマンドに対する反応がEcho SpotなどほかのEchoシリーズのスマートスピーカーに比べるとわずかに鈍いようにも感じるが、不便に思うほどではない。Echo Spotと並べて使っても、音声コマンドの認識精度については互角だと感じた。

 Echo Inputは、組み合わせる音声出力機器の幅が広い点が魅力だ。筆者が特に便利に感じたのは、室内で開放型ハウジングのワイヤレスヘッドフォンと組み合わせて使った時。Echo Inputが近くにあれば、お気に入りのヘッドフォンがAlexa対応になったようなもの。Amazon MusicやSpotifyなどのストリーミング再生がストレスなく楽しめる。

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