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Airbnb、東京五輪に向け“臨時民泊施設”確保へ 許可なしで宿泊提供できる「イベント民泊」制度活用(2/2 ページ)
Airbnb Japanが、東京五輪開催に向けて「イベント民泊」制度を活用した宿泊施設の確保やオリンピック選手と連携した競技体験プログラムの提供を行うと発表した。インバウンド需要の取り込みやアスリートの収入源を作り出す狙いがある。
消費者には競技体験プログラム、アスリートには収入源を提供
宿泊施設の手配の他に、オリンピック選手やアスリートと連携した観光客向けの競技体験プログラムも実施する。体験プログラムでは、参加者にアスリートが直接パフォーマンスを見せたり、簡単な指導を行ったりする。サービスは20年夏ごろに始める予定。
観光客に特別な「体験」を提供する他、指導するアスリートの収入源とし、生活を支える狙いがある。レスリング日本代表として4大会に出場した吉田沙保里さんは記者会見で、競技引退後のアスリートの生活について「セカンドキャリアをどうすべきか悩んでいる人を見てきた。活躍の場が増えるのは助かると思う」と話した。
Airbnb Japanの田邊泰之代表取締役は、「できるだけ多くの人が(イベント民泊の受け入れ先という)新しい形で大会に参加することで、自分も楽しく、観光客も日本をよく知ってまた来たくなるという循環を生み出したい。アスリートにも当社のプラットフォームを活用してもらい、セカンドキャリアのプランの一つとして検討してほしい」と、施策の意義を示した。
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