速報
SIMロック即時解除、総務省が義務化 ガイドラインを改正
総務省が携帯キャリアに対し、SIMロックの即時解除を義務化。まずは自社と回線契約がない顧客が対象だが、20年4月以降は回線契約する顧客も対象になる。
総務省は11月22日、携帯キャリアに対し、SIMロックの即時解除を義務化した。顧客が回線契約なしで端末を購入する際、無料で即時解除を申し込めるようにした。2020年4月以降は、回線契約する顧客も対象にする。
同省が22日付でガイドラインを改正した。顧客が即時解除を申し込むには、顧客が端末代金の割賦代金(2カ月分)の前払いやクレジットカード払いなどの条件を満たす必要がある。
従来のルールでは、端末を分割払いで購入する際、購入後100日間はSIMロックを解除できなかった。代金未払いで端末を持ち逃げされるなどの不正を防ぐ目的があったが、同省が9月に開いた有識者会議では「利用者の囲い込みにつながる」という批判の声が上がり、即日解除を義務付ける方向で検討していた。
既にソフトバンクとKDDIは、回線契約をせずに端末を購入した顧客向けに、SIMロックを即日解除するサービスを発表している。
関連記事
- KDDIもSIMロック即日解除に一部対応 総務省の要請を受け
KDDIが、同社の端末を回線契約なしで購入した顧客を対象に、端末のSIMロックを即日解除できるようにした。 - ソフトバンク、SIMロック即日解除に一部対応 総務省の方針受け
ソフトバンクは、同社の回線契約がない顧客を対象に、端末のSIMロックを即日解除できるようにする。端末代金を最大半額にするプラン名は「半額サポート+」から「トクするサポート」に改める。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.