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ソフトバンク、カメラ搭載の“IoT蛍光灯”を使った防犯サービス クラウド経由で遠隔監視
ソフトバンクが“IoT蛍光灯”を活用した防犯サービス「SecuLight」を発表。蛍光灯は4Gデータ通信に対応しており、撮影したデータをクラウド上に自動送信できる。管理者は遠隔地から映像を確認し、トラブル発生時に迅速な対応を取れる。
ソフトバンクは11月25日、カメラ一体型のLED蛍光灯を活用した防犯サービス「SecuLight」(セキュライト)を発表した。蛍光灯は4Gデータ通信に対応しており、撮影したデータをクラウド上に自動送信できる。管理者は遠隔地から映像を確認し、トラブル発生時に迅速な対応を取れる。提供開始時期は2020年春の予定。
同サービスで使用する蛍光灯は、ベンチャー企業のMOYAIが開発した「IoTube」(アイオーチューブ)。SecuLightでは同製品の他、映像管理用のクラウド環境、映像確認用のWebアプリケーション、蛍光灯の保守・運用サービスをセットで提供する。映像データには難読化処理を施し、外部流出を防ぐ。Webアプリにアクセス制限を設定できる管理機能も用意する。
蛍光灯を取り付けられる照明器具があれば、防犯カメラの設置工事を行わずに利用できるのが特徴。鉄道車両などへの導入を見込む。車両内でトラブルが起きた際に、管理者が遠隔地から映像を確認でき、迅速な指示や対応が可能になるとしている。
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