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改札機を“顔パス”通過 大阪メトロが社員向けに 24年度に全駅導入へ
大阪メトロが、顔認証技術を用いた改札機の実証実験を一部の駅で始める。同社の社員のみが対象で、実験を通じて課題を洗い出す。
大阪メトロは11月25日、顔認証技術を用いた改札機の実証実験を、12月10日に一部の駅で始めると発表した。一般の乗客は使えず、同社の社員のみが対象。実験を通じて課題を洗い出す。2024年度をめどに、全駅で顔認証によるチケットレス改札を導入する計画だ。
改札機に取り付けたカメラで顔を捉え、事前登録した顔写真データと照合し、改札ゲートを開閉する仕組み。改札機にはQRコードリーダーを備え付け、顔認証ではなく社員がかざしたQRコードを読み取ることでゲートを開閉する──という方式も試す。
実証実験は、ドーム前千代崎駅(長堀鶴見緑地線)、森ノ宮駅(中央線)、動物園前駅(堺筋線)、大国町駅(御堂筋線)で行う。各駅に異なる改札機を試験導入し、機能性や利便性、デザインを比較・検証する。期間は20年9月30日までを予定している。
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