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Alexa、「嬉しそうな声」や「がっかりした声」で返答できるように(まずは英語で)
Amazon.comが、音声アシスタントAlexaの英語での応答の声の調子を、「非常に嬉しそう」から「非常にがっかりしている」まで、6段階で設定できるようにした。
米Amazon.comは11月26日(現地時間)、音声アシスタントAlexaでの応答の声の調子を、「非常に嬉しそう」から「非常にがっかりしている」まで、6段階で設定できるようにする「Alexa Emotions」を発表した。まずは英語のみ。
例えばクイズスキルで、ユーザーが正解を言ったら「Excited(High Intensity)」設定で嬉しそうに「正解です!」と答えたり、ユーザーがお気に入りに設定している野球チームのスコアがぱっとしない場合は「Disappointed(Medium Intensity)」設定の声で負けたことを報告する、というような使い方を想定している。
この機能は、Amazon.com独自開発のニューラルネットワーク採用音声合成技術「NTTS(Neural Text-To-Speech)」で実現した。
以下に、Amazonが公開した6段階の感情の音声を転載しておく。一番上が最も嬉しい声で、だんだんがっかりした声になる。
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