速報
囲碁ソフト大手が「国際AI囲碁協会」設立 AIが棋力を判定、棋士をレベルアップ
囲碁や麻雀のゲームソフトを開発・販売するアンバランスが「国際AI囲碁協会」を設立。AIが棋士のレベルを判定する「棋力判定システム」を開発している。
囲碁や麻雀などのゲームソフトを開発・販売するアンバランス(東京都千代田区)は11月29日、「国際AI囲碁協会」を設立した。AIが棋士のレベルを判定する「棋力判定システム」の開発や、AI技術を搭載した囲碁ゲームソフトの提供を通じ、棋士のレベルアップと囲碁の普及を目指す。
同社は、強化学習とディープラーニング技術を活用した「最強の囲碁」などを展開している。AIによる「棋力判定システム」も開発中で、ユーザーの棋力向上のためアドバイスを行うという。より客観的な段位認定の仕組みも開発するとしている。
今後はオンラインのイベントを開催する他、初心者から有段者までスキルアップを支援するオンラインツールも提供していく。
関連記事
- 「AlphaGo」と対戦したプロ棋士・李世ドル氏が引退 「囲碁AIには勝てない」
米Google傘下のDeepMindが開発した囲碁AI「AlphaGo」と対戦した、韓国のプロ棋士・李世ドル氏が引退。韓国メディアのインタビューに対し、囲碁AI「必死に努力してナンバー1になっても、トップではないことが分かった」と語ったという。 - 「わざと負けようとしても無理」と話題 プロも挑戦する“世界最弱のオセロAI”、生みの親に聞く開発の裏話
AIベンチャーのAVILENが、強化学習を使ってAIを極限まで弱くしたブラウザゲーム「最弱オセロ」をリリース。AIが対局中に「あえて角を取らない」「石を少なく取る」といった行動を取り続けるため、人間は負けることが難しいゲームだ。生みの親である吉田拓真CTOに、開発した経緯を聞いた。 - Facebookとカーネギーメロン大学開発のAI「Pluribus」、ポーカーの6人ゲームでプロに勝利
Facebookとカーネギーメロン大学が共同開発したAI「Pluribus」が、5人のトッププロとの「テキサスホールデム」ゲームで勝利した。 - 囲碁AI「GLOBIS-AQZ」、最年少棋士・仲邑初段に中押し勝ち
7月10日に囲碁AI「GLOBIS-AQZ」と最年少棋士の仲邑菫初段が対決し、囲碁AIが勝利した。 - 産総研のスパコンで“大規模強化学習” なぜいま「囲碁AI」開発で世界一を目指すのか?
日本発の囲碁AIで世界一を目指すプロジェクトが4月18日に発表された。AIが人間のトップ棋士を超える実力を持って久しいが、なぜいまこのような挑戦をするのだろうか。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.