米Facebook傘下のOculus VRが開発・販売しているスタンドアロン型VR HMD(Head Mounted Display)の「Oculus Quest」で、標準付属のハンドコントローラーを使わず、ユーザーの手と指を認識して操作できるハンドトラッキングを利用できるようになる。Oculus公式ブログが12月9日(米国時間)に発表した。同ブログによれば、ユーザーは今週から利用可能になり、開発者向けSDKは来週から配布される。
ハンドトラッキングを利用するには、Oculus Questのファームウェアをバージョン12にアップデートし、Experimental Featureをオンにしておく必要がある。所有するOculus Questで試したところ、まだ新バージョンの配布は行われていないようだが、利用可能になると、Oculus Homeやストアなど純正アプリでコントローラーを使わずに操作できるようになる。正式版としてのローンチは2020年1月以降を予定している。
Oculusは9月に行われた開発者会議でハンドトラッキング対応を2020年1月に行うと発表していたが、前倒しされたことになる。
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