中国Tencent、キャラと会話できるAIフィギュアを日本で発売 SNKの格闘ゲームとコラボ LINE「Clova」機能も
中国Tencentが、キャラクターと会話を楽しめるスマートスピーカー機能付きAIフィギュアを日本で発売する。LINEのAIアシスタント「Clova」の技術も採用し、約400通りの会話を楽しめるという。
中国Tencentは12月13日(日本時間)、SNKの格闘ゲーム「サムライスピリッツ」とコラボしたスマートスピーカー機能付きAIフィギュアを日本で発売すると発表した。ゲームに登場するキャラクターとの会話を楽しめる他、LINEのAIアシスタント「Clova」を搭載し、天気やニュースなどの情報も聞ける。同日から予約を受け付け、2020年1月下旬からECサイトや家電量販店などで販売を始める。
キャラの話し方を再現した会話を行えるTencentのAI技術「TaiQ」と、LINE Clovaの日本語音声認識技術、キャラの声優を起用して収録した音声を組み合わせた。例えば「右京、○○して」「ナコルル、○○して」などと話しかけると、サムライスピリッツに登場するキャラと約400通りの会話を楽しめるという。
ラインアップは「Tencent TaiQ AI フィギュア セット SNK 橘 右京」と「Tencent TaiQ AI フィギュア セット SNK ナコルル」。会話のバリエーションは製品情報で確認できる。
6つの高性能マイクやスピーカーなどを内蔵した専用端末の上に、キャラクターのフィギュアを載せた。フィギュアは会話の内容によって回転したり、ライトが点灯したりするという。本体サイズは19.8(幅)×19.5(奥行き)×27(高さ)ミリ。
Clovaを搭載したことでラジオ、LINE MUSIC、天気、ニュース、アラーム、タイマーなど、スマートスピーカーとしても使えるが、キャラの声による再生には非対応。LINE無料通話やLINEメッセージの送受信にも対応しない。LINEは「今後も外部パートナーとの連携を積極的に検討していく」としている。
この商品は東京ゲームショウ2019のSNKブースで参考出展されていたもの。企画デザイン、制作を手掛けた玩拓(沖縄県浦添市)が日本総代理店として販売する。
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