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Intel、AIプロセッサメーカーHabana Labsを20億ドルで買収
Intelが、イスラエルに拠点を置くAIプロセッサメーカーのHabana Labsを買収した。買収総額は約2190億円。Habanaはトレーニングプロセッサ「Gaudi」や推論プロセッサ「Goya」で知られる新興企業だ。
米Intelは12月16日(現地時間)、AIプロセッサメーカーのイスラエルHabana Labsを買収したと発表した。買収総額は約20億ドル(約2190億円)。
「IntelのAIポートフォリオを強化し、2024年までに250億ドル超の規模になると見込まれるAI市場での取り組みを加速する」狙い。
Intelは、AI関連の収益は2019年、前年比20%以上の伸びで35億ドル以上になると予想している。Habana Labsの買収により、データセンター向けのAI製品を拡充する計画だ。
Habana Labsは2016年創業のテルアビブに拠点を置く非公開企業。以前からIntelが出資していた。買収後も独立子会社として現在の経営陣が経営を続ける。
同社のトレーニングプロセッサ「Gaudi AI」は、GPUのシステムと比較してスループットが最大4倍向上するという。また、推論プロセッサ「Goya AI」も販売している。
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