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米Amazon、スマートホーム製品開発のためのAPIを日本でも提供
米Amazon.comは、スマートホーム製品開発のためのAPIの提供を日本でも始めた。開発環境を整備し、声で操作する製品の開発を促す。
米Amazon.comは12月18日(現地時間)、スマートホーム製品開発のためのAPI「ビルディングブロックAPI」の提供を日本でも始めた。開発環境を整備し、声で操作する製品の開発を促す。
ビルディングブロックAPIは2018年秋に米国で公開。ダイソンを始めとする家電メーカーは、Alexa経由で音声操作できるデバイスの開発に活用しているという。APIや関連機能が日本語の音声入力に対応し、日本でもAlexaと連携するスマートホーム製品の開発ができるようになった。
米Amazon.comは、米Apple、米Googleおよび近距離無線規格「ZigBee」の仕様を策定する標準化団体ZigBee Allianceとともに、スマートホーム製品の互換性を高めるための規格を開発するワーキンググループ「Project Connected Home over IP」の立ち上げも発表。家電メーカーはスマートホーム製品を開発する際に各社の音声アシスタントに個別対応させる必要がなくなるなど、家電メーカーに向けた開発環境の整備が進んでいる。
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