ソフトバンク、端末購入補助プログラムの月額料金を0円に 「トクするサポート+」20年3月開始
ソフトバンクが新たな端末購入補助プログラム「トクするサポート+」を2020年3月中旬に始める。既存の「トクするサポート」(月額390円)とは異なり、月額料金はかからない。同社の回線を契約していないユーザーも利用できる。
ソフトバンクは12月25日、新たな端末購入補助プログラム「トクするサポート+」の提供を、2020年3月中旬に始めると発表した。既存の「トクするサポート」(月額390円)とは異なり、月額料金がかからない点が特徴。同社の回線を契約していないユーザーも利用でき、端末をクレジットカードで購入した場合はSIMロックの即日解除も受け付ける。
プログラムの内容は、ソフトバンクが指定する機種を48回払いで購入したユーザーが、25カ月目に返却した上で特定の新機種を購入すると残債を免除する――というもの。この仕組み自体は、トクするサポートから変更はない。
トクするサポート+ではこれに加え、「端末の返却後に新機種を購入しない」という選択肢を用意する。その場合は、ソフトバンク側が定めた条件で端末を引き取り、顧客にポイント還元などを行うという。
ポイント還元の詳細について、ソフトバンクの広報担当者は「検討中」と明言を避けたが、モバイル決済サービスなどと連携する可能性がありそうだ。
トクするサポート+の対象機種は、同プログラムを始める20年3月中旬以降にリリースする予定で、古い端末を対象に含めるか否かは検討中という。それまでに発売する端末は、現行のトクするサポートの対象となる。
トクするサポート+の開始後に、トクするサポートを廃止するか否かも決まっておらず、追って詳細を詰めるという。
ソフトバンクの広報担当者は「顧客にとってより分かりやすいサービスにするため、検討を重ねた結果、月額料金のないプログラムの開始を決めた」と説明している。
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