Withings、不整脈と睡眠時無呼吸も検知するハイブリッドスマートウォッチ「ScanWatch」を披露:CES 2020
仏Withingsが、不整脈や睡眠時無呼吸も検知するハイブリッドスマートウォッチ「ScanWatch」を発表した。欧米では当局の認可を待ち、第2四半期に発売する見込み。価格は38mmモデルが249ドル(約2万8000円)、42mmモデルは299ドル。
ヘルスケア製品を手掛ける仏Withingsは1月5日(米国時間)、不整脈や睡眠時無呼吸も検知するハイブリッドスマートウォッチ「ScanWatch」を発表した。7日からラスベガスで開催の「CES 2020」で披露する。欧州のCEおよび米国のFDAの認可を待ち、第2四半期(4〜6月)中に発売する見込み。価格は直径38mmモデルが249ドル(約2万7000円)、42mmモデルは299ドル。
検知機能は、心臓専門医と睡眠の専門家によって開発された。組み込まれたPPGセンサーを介して心拍数を継続的に監視することにより、潜在的な問題をユーザーに警告する。警告を受けたユーザーはScanWatchの画面あるいはiOSおよびAndroid端末の「Health Mate」アプリで心電図をチェックできる。
睡眠時無呼吸の検知は、血管を光波で感知するSpO2センサーで行う。このセンサーは、睡眠中の酸素レベルをチェックしており、ユーザーは十分な酸素を摂取できているかどうかを確認できる。同社によると、約10億人が睡眠時無呼吸と推定されるが、10人に8人は無自覚だという。
1度の充電で約30日間持続するので、睡眠時にも装着しておける。ケースは防水性のステンレススチールでウォッチフェイスはサファイアガラス。デジタルのディスプレイはPMOLED(パッシブマトリクス有機EL)で、デジタルクラウンで各種項目をスクロール表示できる。
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