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ドローンに“5G通信中継局”搭載、京セラなど商用化 災害現場で活用:CES 2020
京セラなどが、ドローンにLTEや5Gの通信中継局を搭載した「移動通信中継局」を2021年度中に商用化する。災害現場など携帯電話の電波が届かないエリアでの活用を見込む。
京セラは1月9日、ドローンにLTEや5Gの通信中継局を搭載した「移動通信中継局」を2021年度中に商用化すると発表した。ドローンの制御技術を手掛けるブルーイノベーションと共同開発する。災害現場など携帯電話の電波が届かないエリアでの活用を見込む。
通信中継局の機能を備える複数のドローンを飛行させ、平常時と同じように携帯電話で通信できるようにする。ドローン内の通信ユニットが通信エリアを判断し、自動で通信網を形成するという。
京セラのLTEや5Gを構築する通信技術と、ブルーイノベーションが持つドローンを遠隔で制御する技術を組み合わせ、商用化を目指す。
今回開発した移動通信中継局は、米ラスベガスで開催中の「CES 2020」に参考出展している。
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