久しぶりのオールド一眼レフ風ミラーレス「E-M5 Mark III」、防塵防滴や強力な手ブレ補正は健在:荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/3 ページ)
オリンパスの「E-M5 Mark III」は、前モデルより軽くなり、カメラ性能はハイエンドモデル「E-M1 Mark II」の機能をかなり持ってきた製品だ。しかもフィルムカメラ時代の「OM-1」に大きさもデザインも一番似てるのである。
クラシックスタイルならではの使い勝手が良い
前モデルからは撮影モードダイヤルが右肩に移り、全体の雰囲気もちょっとE-M1 Mark IIとちょっと似て、ボタンもISOボタンや露出補正ボタンが付くなど、ちょっと進化した。右手側でできる作業が増えて使い勝手は良くなっている。
グリップ部の凹凸は小さめでシンプルな形だが、しっかり握りたい人には別売りのシャッターボタン付きグリップが用意されている。
背面は十字キーと各種ボタン。AEL/AFLボタン周りにあるFnレバーが特徴的だ。前後のダイヤルが扱いやすい位置にあるのでファインダーを除きながらの操作もしやすい。
AFはもちろん瞳AF搭載。
風景はいつものガスタンクで。今回、特に断らない限り、レンズキットの「M.ZUIKO 14-150mm F4-4.5」を使用している。望遠側が300mm相当という軽量ながら強力なズームだ。
カラーモードをナチュラルにして絞り優先で撮っているが、これをi-FinishにするかiAUTOモードで撮るとより鮮やかになる。
個人的にはi-Finishはちょっと派手目に作りすぎることがあるが、そこは好き好きで。
カラーについてはOKボタンで出るメニューでコントラストやトーンカーブ、さらにアートフィルターも含めて細かくコントロールできる。
背面モニターはバリアングル式でタッチパネルを搭載している。少し低い位置から撮りたいときはそれで。こちらは12-100mm F4.0で撮影。
千羽鶴の鮮やかさがきれいに出ていて素晴らしい。iAUTOで撮影。iAUTOだとシャッタースピード速めでISO感度をがんがん上げてくる感がある(12-100mm 25mm 1/250秒 F4.0 ISO2500)
レンズキットは高倍率ズームだが、ボディのデザイン的にコンパクトな単焦点も似合う。というわけで、25mm F1.8のレンズも使ってみた。
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