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富士フイルム渾身の道楽カメラ「X-Pro3」で味わうフィルム時代のノスタルジー荻窪圭のデジカメレビュープラス(4/6 ページ)

富士フイルムの「X-Pro3」は、実に面妖なカメラである。人によっては「これなに? デジタルだよね、アナログじゃないよね」となってしまう。一体、富士フイルムは何をしたかったのか、説明しよう。

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X-Pro3は単焦点レンズ+スナップ撮影が気持ちいい

 こういうカメラだからこそ、ズームレンズではなく単焦点レンズを使ってスナップを撮りたい。

 というわけで今回の作例は全部単焦点レンズ。

 まずは16mm F2.8。24mm相当のコンパクトなレンズだ。レンズがコンパクトなのでX-Pro3に似合う。


X-Pro3に16mmF2.8の単焦点レンズを装着。絞りはレンズの絞り環で合わせる

いつものガスタンク。富士フイルムらしい深い青が良い(16mm 1/2000秒 F5.6 ISO320)

 まあ写りは他のXシリーズと同様なのでいまさら細かくいうこともないけど、青空は深く、緑は鮮やかに、シャドウ部はぐっと締まったデジタルっぽくない写真を撮ってくれる。ファンが多いのも分かるってもんだ。

 どうせならホワイトバランスも蛍光灯下など一部の照明以外は太陽光(DAYLIGHT)固定で撮った方が楽しい。


古いホテルの階段を。照明の赤みを出すためにホワイトバランスは太陽光に固定して撮影した。雰囲気がすごく出てる(16mm 1/60秒 F2.8 ISO1000)

 続いてポートレート。見た目や操作系はアレだけども中身は最新のデジタルカメラなので、瞳AFももちろんある。せっかくなので、56mm F1.2という中望遠の超明るいレンズで。


56mm F1.2という超明るいレンズでポートレート。ボケがきれい。肌色の発色の良さも富士フイルムの特徴だ(56mm 1/7000秒 F1.2 ISO160)

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