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12月の楽天モバイル通信障害、全回線の2割に影響 原因は「デッドロック」
楽天モバイルは、同社のMNOサービス「無料サポータープログラム」で2019年12月に発生した通信障害について、契約回線の約2割で正常な利用ができない状況だったと発表した。
楽天モバイルは1月17日、同社が試験的に提供している携帯キャリア(MNO)サービス「無料サポータープログラム」で2019年12月に発生した通信障害について、契約回線の約2割で正常な利用ができない状況だったと発表した。
通信障害は12月10日午前8時30分ごろから11時15分ごろまで約3時間続いた。報告書によると、音声通話がつながりにくかったのは147回線、データ通信が不安定になったのは約1000回線に上るという。無料サポータープログラムは抽選で選んだ5000人に対して提供しているため、全体の約2割の回線に影響が及んだことになる。
原因について同社は、ユーザーの通信状況から通信料金を割り出す課金制御機器で、データベース処理に「デッドロック」が発生し、処理が停止してしまったとしている。
総務省はこの障害を受け、12月13日に同社に行政指導を行い、安定的で円滑なサービスの提供を求めていた。楽天モバイルは、4月に予定している本格サービスのスタートまでに通信設備やシステムに高い負荷を掛ける実験や適切な監視体制の整備、利用者への周知方法の見直しなどを行うなど、再発防止策を挙げている。
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