政府、「ソードアート・オンライン」と再びコラボ サイバーセキュリティ月間で
内閣サイバーセキュリティセンターと、アニメ「ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld」がコラボ。登場キャラを起用したポスターを作成する他、イベントも開催する。
内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)は1月23日、啓発キャンペーン「サイバーセキュリティ月間」(2月1日〜3月18日)で、テレビアニメ「ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld」とコラボレーションすると発表した。若年層などに、サイバーセキュリティへの関心を持ってもらう狙いがある。ソードアート・オンライン(SAO)とのコラボは2回目。
「この世界(インターネット)を守るため、意志ある者よ、たちあがれ!」を標語に、作中に登場するキャラクターを起用した啓発用ポスターを作成。全国の関係機関で掲出し、サイバーセキュリティ月間の周知を図る。期間中は特設サイトを公開する他、3月8日に秋葉原で特別イベントも開催する。
同アニメは、主人公キリトと仲間たちが、敵の侵攻から仮想世界(アンダーワールド)を守るために立ち上がるというストーリー。物語の内容を踏まえ、コラボ企画の標語は「この世界インターネットを守るため、意志ある者よ、たちあがれ!」に決めた。
NISCは「インターネットの世界でも、意志をもってサイバーセキュリティへのアクションを起こし、インターネットの世界を守っていっていただきたいとの思いを込めた」としている。
サイバーセキュリティ月間では、これまでも「攻殻機動隊 S.A.C.」(2016年)、「劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-」(17年)、「BEATLESS」(18年)、「約束のネバーランド」(19年)とコラボ企画を実施してきた。
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