JR東WB、駅の自販機で飲料のタイムセール開催 事前決済アプリ「acure pass」限定で
JR東日本ウォータービジネスが、自販機と連携するスマートフォンアプリ「acure pass」にタイムセール機能を追加。アプリ上で飲料を購入する場合に限り、時間を限定して対象商品の価格を割り引く。第1弾として「青森りんご 王林」を通常時の半額で販売する。
JR東日本ウォータービジネス(WB)は1月28日、同社の自動販売機と連携するスマートフォンアプリ「acure pass」(iOS/Android)に飲料のタイムセール機能を追加すると発表した。ユーザーがアプリ上で飲料を購入する場合に限り、日時を限定して対象商品の価格を割り引く。
第1弾として1月29日の正午〜午後1時に、フルーツジュース「青森りんご 王林」を通常の半額となる80円(税込)で販売する。販売本数は1000本で、売り切れ次第終了する。購入できる本数は1ユーザー当たり1本まで。
2月以降も定期的にタイムセールを行う予定で、JR東WBは「新たな買い方を提案し、顧客に“自販機の新体験”を提供する」としている。
acure passは、JR東WBがJR東日本の駅構内に400台ほど設置している「イノベーション自販機」と連携するアプリで、商品の事前注文・決済に対応。ユーザーはアプリ上でドリンクを購入し、画面に表示されるQRコードを自販機にかざすと飲料を受け取れる。
JR東WBは近年、acure passとイノベーション自販機を駆使し、顧客獲得に向けたユニークな取り組みを行っている。2019年10月には、契約者がイノベーション自販機にacure passをかざすと飲料を1日1本受け取れる、月額制のサブスクリプションサービス「everypass」を始めて話題を呼んでいた。
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