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PayPayで会社の経費精算が可能に 経費管理クラウドサービスのコンカーと連携
経費管理のクラウドサービスを手掛けるコンカー日本法人が、スマートフォン決済アプリ「PayPay」との連携を4月に始めると発表。PayPayの決済データがクラウドへ転送され、経費データを手入力しなくても経費精算が可能になる。
経費管理のクラウドサービスを提供するコンカー日本法人は1月29日、モバイル決済アプリ「PayPay」と同社のサービスを4月に連携させると発表した。コンカーが提供する経費管理の法人向けクラウドサービス「Concur Expense」に、従業員がPayPayで支払った経費を申請できる機能と、従業員から申請があった経費を、企業がPayPayで支払える機能も追加する。
同サービスを利用すると、PayPayで支払った経費のデータがConcur Expenseへ直接転送され、そのまま経費精算を行えるという。申請する従業員は、領収書を基に経費をシステム上に手入力する手間が省ける。経理担当者も紙の書類をやりとりする必要がなくなる。
コンカーと契約している法人が対象のサービスで、2020年内にソフトバンクとヤフーなどが導入する予定。コンカー日本法人の三村真宗社長は、「今後も機能を拡充し、間接業務のデジタル化や日本企業の競争力強化に貢献していく」としている。
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