ひらがなだけの「えきのなまえマップ」、マピオンテックラボで公開 幼児教育を視野に新入社員が提案
ONE COMPATHが駅名を中心に表記がひらがなになった地図「えきのなまえマップ」を公開した。ベクトル地図を活用したサービス開発の一環。幼児教育を視野に新入社員が研修中に提案したアイデアを実現した。
ONE COMPATH(旧マピオン)は1月31日、ベクトル地図を活用したサービス開発の一環として、駅名を中心に表記がひらがなになった地図「えきのなまえマップ」を公開した。新技術の検証などを行う場として2016年にオープンしたサイト「マピオンテックラボ」で提供する。
えきのなまえマップは、ひらがなを覚えた幼児が自然と地図を読み解く力を養えるように、「マピオン」をベースに全ての文字がひらがなで表示されるようにしたもの。電車が好きな幼児が多いことを意識し、駅の名前を中心に自治体の名称などもひらがなで表示される。漢字との切り替え機能もあり、漢字の学習にも役立つという。19年度の新入社員がOTJ研修で発表したアイデアを実現した。
また、同社は地図検索サービス「マピオン」のスマートフォンアプリで、ベクトル地図に対応したことを公表した。ベクトル地図とは、サーバーから画像として配信される従来のラスター地図に対し、サーバーから地図を構成するポイント(点)やライン(線)、ポリゴン(面)の座標と属性データを送り出し、ブラウザやスマートフォンアプリなどの上で描画する地図。データ量を大幅に削減できるためスクロール速度などが向上する他、斜めに見下ろした形で表現する「鳥瞰」表示など多彩な表現が可能になる。
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この記事は、地図と位置情報のニュースを中心とした情報サイト「GeoNews」から転載したものです。URLはこちら。
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