写真素材サイトを運営するACワークスは2月6日、ユーザーがアップロードした画像の画風を変える無料サービス「ACartist」を公開した。画像をアップロードした後に、サイト内に用意された画像スタイルを選ぶと、AIが画像を自動変換して“アートっぽく”仕上げる。
画像の変換には、畳み込みニューラルネットワーク(CNN)を活用した。リアルタイムに画像を変換するため、CNNにおける損失関数の計算には「VGG19」(19層のネットワーク)とグラム行列を用いたという。また、正規化の一手法であるInstance Normalizationを使ったことで、クオリティーの高い変換画像を生成できるとしている。
アップロードできる画像サイズは、最大2000ピクセルまで。
ダウンロードした画像は、改変や編集、商用利用も可能。広告やパンフレットなどの印刷物や、Webサイト、映像、ゲームなどにも使用できるが、公序良俗に反する利用などは禁止する。詳細は利用規約に記載している。
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