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MWCバルセロナ、中国湖北省からの参加者は入場禁止 体温スクリーニングも
新型コロナウイルスの影響が広がる中、2月24日からバルセロナで開催予定の「MWC Barcelona 2020」では、中国湖北省からの来訪者の入場を禁止すると主催団体が発表した。
2月24日からスペインのバルセロナで開催のモバイル関連カンファレンス「MWC Barcelona 2020」では、新型コロナウイルス対策として中国湖北省からの来訪者の入場を禁止する。カンファレンスを主催する通信事業者の業界団体GSM Association(GSMA)が2月9日、対策の1つとしてそう発表した。
4日には韓国LG ElectronicsがMWC参加取り消しを発表。複数のメディアによると、Amazon、Ericcson、NVIDIAも参加を見合わせたという。中国ZTEはブースは開設するが計画していたプレスイベントは中止した。
GSMAは、「参加者と出展者の健康と安全が最優先事項である」ため、湖北省からの参加禁止の他、以下の措置を講じる。
- 過去に中国に行ったことのある旅行者は、MWCの14日前に中国国外に滞在したことをパスポートで証明する
- 体温スクリーニングの実施
- 感染者と接触していないことの自己証明
GSMAは4日には、会場での医療サポートの強化や会場全体の消毒の徹底、注意喚起のサイネージ設置、「握手禁止ポリシー」の採用などを発表済みだ。
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