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メルカリとヤマト、梱包・発送代行を刷新 匿名配送に対応、小型商品の集荷OK 配送料は一律に
メルカリが、フリマアプリ「メルカリ」で売れた商品を、宅配ドライバーが出品者の代わりに梱包・発送する「梱包・発送たのメル便」を始めた。既存サービス「大型らくらくメルカリ便」を刷新し、対応する荷物サイズを拡大した他、全国一律の配送料を採用した。匿名配送にも対応する。
メルカリは2月28日、フリマアプリ「メルカリ」で売れた商品を、宅配ドライバーが出品者の代わりに梱包・発送する「梱包・発送たのメル便」を始めた。既存サービス「大型らくらくメルカリ便」を刷新したもので、対応する荷物サイズを拡大した他、全国一律の配送料を採用した。匿名配送にも対応する。
ヤマトホールディングス傘下のヤマトホームコンビニエンスと連携して提供する。メルカリユーザーが出品時に梱包・発送たのメル便を選択すると、売却後にドライバーが自宅へ集荷に訪れる仕組み。配送先ではドライバーが梱包をとき、資材の回収まで行う。出品者は匿名で配送でき、購入者に住所を知られることもない。
80サイズ(縦・横・高さの合計が80cm以内)〜450サイズ(同45cm以内)までの荷物に対応する。料金は1700円〜3万3000円(いずれも税込、全国一律の配送料を含む)。
これまでヤマトと共同で提供していた、大型らくらくメルカリ便は終了する。同サービスは大型の荷物(200〜450サイズ)向けで、配送料が全国一律ではなく、距離による差額を購入者が負担していた。匿名配送にも非対応だった。
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