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テレワークのノウハウまとめ、レノボが公開 新型コロナ感染拡大受け
レノボ・ジャパンが「はじめようテレワークスタートガイド」を公開。初めてテレワークを導入する企業や、全社一斉にテレワークを行う企業向けにノウハウを紹介している。
レノボ・ジャパンは2月28日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、テレワークのノウハウをまとめた「はじめようテレワークスタートガイド」を公開した。テレワークを初めて導入する企業や、全社員が一斉にテレワークを行う企業を対象に、PCのセキュリティ対策やオンライン会議の方法などを解説する。
ガイドでは、テレワーク導入に伴う業績・業務評価といった規定の作り方や、作業用機器・通信回線の環境整備、労働関係法規を順守する上での注意点などを紹介している。
テレワークを円滑に実施し、定着させるためには、企業文化や慣習・慣例などを見直すことも必要という。経営層にメリットを訴求し、「自社にテレワークは向かない」と感じている社員には理解を促すことを勧めている。
十分な準備期間がない中でテレワークを導入する企業向けに、最低限カバーすべき項目を挙げたマニュアルも公開。パスワードの設定などセキュリティ対策の他、テレワーク推進に当たっては「トップダウンで実行し、意識してコミュニケーションの設定を増やすことが必要」としている。
ガイドを公開した背景について、レノボ・ジャパンは「政府がテレワークの推進を強く呼び掛けたことを受け、全社規模でテレワークを実施する企業が増えている」と説明。しかし、生産性の低下やセキュリティの懸念などから実施をためらうケースもあると考え、公開に至ったとしている。
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