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リストバンドは“魔法の鍵”──ウェアラブル端末が変える、テーマパークの姿テック・イン・ワンダーランド(4/4 ページ)

USJが新エリア「SUPER NINTENDO WORLD」に、スマホ連携するリストバンドを導入すると発表しました。こうしたウェアラブル端末の導入は、テーマパークをどう変えるのか。ディズニーの先行事例から探っていきましょう。

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 筆者は、1つのエリア内に複数のテーマパークや直営ホテルを持つウォルト・ディズニー・ワールドのような滞在型テーマパークでなければ、実現は難しいと考えています。

 同じく米国にある西海岸側のディズニーランド・リゾートでは、マジックバンドや事前予約型ファストパスを導入しておらず、有料でファストパスをデジタルに取得可能な「ディズニー・マックスパス」の導入にとどまっています。都市型であるカリフォルニアのディズニーランド・リゾートや東京ディズニーリゾートではマジックバンドという、ある程度コストのかかる仕組みを全員に持たせることは難しいのかもしれません。

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Dooney&Bourkeデザインによる5000個限定の、ディズニー・バケーションクラブ会員しか買えないマジックバンド。限定バンドは入園時に特別な音が鳴るものもある

 しかし、マジックバンドが作る魔法の源泉は、バックエンドともいえるシステム上のデータ群、そしてゲストが一人一台持っているスマホです。この有効活用については、全てのパークが取り組んでいます。スマホの普及が、魔法を後押しする姿は10年前には想像が付かなかったことです。きっと、次の10年もあっと驚くような魔法が、世界のテーマパークで見られると思うとワクワクしてきませんか?

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