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「週刊少年ジャンプ」「月刊コロコロコミック」など、ネットで無料公開 臨時休校受け
集英社と小学館が、漫画雑誌のバックナンバーを無料で公開。電子書籍ストアや漫画配信アプリで公開する。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、政府が全国の学校に臨時休校を要請したことを受け、集英社と小学館は3月2日、漫画雑誌のバックナンバーの無料配信を始めた。集英社は「週刊少年ジャンプ」、小学館は「月刊コロコロコミック」などを、各社の電子書籍ストアや漫画配信アプリで公開している。
集英社は週刊少年ジャンプの2020年1〜13号デジタル版を、漫画配信アプリ「少年ジャンプ+」と電子書籍ストア「ゼブラック」で公開した。配信期間は3月2日正午〜31日午後11時59分まで。同誌を一度に10冊以上、無料公開したのは初めてという。
小学館は月刊コロコロコミックの20年1月号を、電子漫画ストア「小学館eコミックストア」で配信。来週以降、1号ずつバックナンバーを公開する。配信期間は3月中を予定。
同社は少女漫画誌も無料で公開した。「Sho-Comi」「Cheese!」「ちゃおデラックス」「ベツコミ」「プチコミック」「月刊flowers」のバックナンバーが対象。
両社は18年、西日本豪雨の際も漫画雑誌を無料で公開していた。
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