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ブイキューブ、Web会議システムを無料提供 教育など非営利団体向けに 5月末まで
国内大手のブイキューブが教育機関や非営利団体向けにWeb会議サービス「V-CUBE ミーティング」の無料提供を始めた。
ブイキューブは3月2日、Web会議サービス「V-CUBE ミーティング」を教育機関や非営利団体に無料で提供すると発表した。期間は5月31日まで。新型コロナウイルスの感染拡大に伴うテレワークの取り組みや、小中学校の臨時休校対策といったニーズの高まりを受けたもの。
V-CUBE ミーティングはPCのWebブラウザやスマートフォン、タブレット向けの専用アプリから使えるWeb会議サービス。音声や映像の他、資料のデータやPCの画面なども共有できる。
期間中、同サービスを無料で使えるのは教育機関、NPO・NGO、政治団体、政治家事務所など500人以下の非営利団体・組織で、法人登記は不要。IDの作成は1つの契約あたり10個まで。無料提供の期間は、新型コロナウイルスの状況によって変わるとしている。
同社は、Web会議の音声品質を改善するソフトウェア「Krisp」(Windows/macOS)の提供も無料で始めた。対象は営利などを問わず、新規登録する全ユーザー。期間は4月30日まで。入力された音声をAI技術で人の声と騒音に分解し、人の声のみを送受信できるという。Zoom、Skype、Google Hangout、V-CUBEなど600以上のサービスで使える。
米Zoom Video Communicationsも教育関係者向けにクラウド型ビデオ会議サービス「Zoom」の無料提供を始めるなど、Web会議サービスの提供各社は社会貢献と同時に、自社の存在感をアピールしたい考えだ。
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