「Pixel」シリーズのfeature drops第2弾は「Motion Sense」での曲停止など多数
Googleが「Pixel」シリーズの新機能をfeature dropsとして幾つか発表した。Pixel 4の「Motion Sense」で音楽の一時停止と再開が可能になった他、「ダークテーマ」の自動切り替えやセルフィーカメラでのぼかし対応などが追加された。
米Googleは3月2日(現地時間)、オリジナルスマートフォン「Pixel」シリーズに提供していく予定の新機能「feature drops」の第2弾を発表した。Android 10の最新版(3月5日付でロールアウト中)のPixelシリーズで利用できる。
Pixelのモデルや地域によって使えないものもあるが、主なものを紹介していく。記事末に、どの端末に対応する機能かの一覧表も掲載した。
「Motion Sense」で音楽の一時停止/再開が可能に
日本でも2月初旬から利用可能になったPixel 4のジェスチャー機能「Motion Sense」が、音楽再生中の一時停止と再開にも対応した。これまで音楽再生では、Soliレーダー前で手を左右に振ることで次の曲・前の曲に曲送りができるだけだった。一時停止と再開は、Soliレーダーに向かって「エアタップ」(空中でSoliレーダーに向かってタップする操作をする。ディスプレイには触れない)する。[設定]→[システム]→「Motion Sense」で「音楽の一時停止」を有効にする。
「ダークテーマ」を日の出日の入りで自動切り替え
「夜間モード」(画面が黄みがかって見えるように輝度を変える機能)は既に日の出日の入りで自動切り替えできるが、「ダークテーマ」(画面を白黒反転したように表示する機能)も日の出日の入りで自動的に切り替えられるようになった。ダークテーマはバッテリー消費を抑えられるため、常に有効にしている人も多そうだが。[設定]→[ディスプレイ]→「ダークテーマ」をタップすると「スケジュール」を選べる。
Wi-Fiスポット名や場所で音の設定を自動変更する「ルール」
職場など、決まった場所では端末の音量をオフにする「ルール」を設定できるようになった。[設定]→[システム]→[詳細設定]に追加された「ルール」でWi-Fiネットワーク名かGoogleマップでの位置情報を指定して4つの設定から1つを選ぶ。
前面カメラでもぼかしやFacebookでの3D写真の撮影が可能に
Pixelシリーズの前面(セルフィー)カメラはシングルだが、AIによるぼかしやカラーポップ加工ができるようになった。これを有効にしておくと処理時間が増え、オーションフォトはオフになる。利用するにはカメラアプリで画面上部の矢印を下にスワイプし、[設定]→[詳細設定]→「ソーシャルメディアの奥行機能」を選択する。
搭乗券のスクリーンショットで「Google Pay」に追加
オンラインで購入した搭乗券のQRコードあるいはバーコードのスクリーンショットを撮影し、保存することでGoogle Payに追加できるようになる。搭乗券が含まれるメールやアプリ、Webサイトを開き、QRコードやバーコードが画面の中央になるようにしてスクリーンショットを撮影(電源ボタンの長押しでボタンが表示される)、「Google Payに追加」をタップし、[保存]→[搭乗券を表示]でGoogle Payで搭乗券が表示される。
Emoji 12.1の絵文字の追加
Emoji 12.1が追加された。主に肌の色や性別などのダイバーシティに配慮した人の絵文字の選択肢が広がる。
その他
動画チャットアプリ「Google Duo」でARエフェクトが使えるようになった。顔の動きに合わせてアニメーションが動く。使うには、通話中に縦の[…]→[エフェクト]を選ぶ。
日本ではまだ使えないが、クレジットカードや搭乗券、緊急連絡先など、ウォレットに登録してある情報を電源ボタンの長押しでホーム画面に表示できるようになる。カルーセル状になっているので、必要なものをタップすれば起動する。
これも日本ではまだ使えないが、「Safety」アプリが交通事故などの衝撃を検知し、必要と判断すれば救急サービスに位置情報やユーザー情報を通報する。
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