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楽天モバイル、MVNOサービスは4月7日に新規受け付け終了 正式キャリアサービス開始に伴い
楽天モバイルは、4月7日にMVNOサービスの新規受け付けを終了する。MVNOユーザーのMNOへの移行を促していく。
楽天モバイルは3月3日、携帯キャリア(MNO)正式サービスの開始に伴い、MVNOサービスの新規受け付けを4月7日に終了すると発表した。
楽天モバイルのMVNOサービスのユーザー数は、19年12月時点で約230万人。MVNOユーザーは4月8日からMNOサービスへ移行できるようになる。楽天モバイルはMNOの正式プランで、300万人を対象に1年間無料で通信サービスを提供するとしている。
MVNOサービス自体の停止について、同社の山田善久社長は「いつ止めるかは移行のスピードによるので明言できない」とした上で、「サービスとしては当面継続。できるだけ早くMNOへ移行してほしいが、ユーザーに迷惑が掛かってはいけないので(移行には)十分な期間を取る」と述べた。
MVNO回線の提供元の1社であるNTTドコモの吉澤和弘社長は10月に、「MNOとして事業運営を開始するのなら、ネットワークを自ら構築してお客さんを収容していくのが本来の姿。MNOとMVNOを並行させて運営するのは違うと思う」と批判していた。
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