RPGになった「龍が如く7」、歴代シリーズを遊び尽くした漫画家はどう見る?:サダタローのシェアさせていただきますR(4/4 ページ)
漫画家のサダタローさんが、思わずSNSでシェアしたくなる話題を漫画で紹介する連載。今回のテーマは、バトルシステムを一新してRPGになった「龍が如く7」です。
これまでの龍が如くシリーズは、主人公のキャラクターを直接操作して敵キャラクターと戦うアクションバトルでしたが、今作は「ドラゴンクエスト」のように、コマンド選択式のバトルになりました。ゲーム内でも主人公の春日一番が何度も「ドラクエ」という言葉を口に出すのが面白い所ですが、ユーザーの間では、龍が如く7のゲームシステムは「ペルソナ」シリーズに例えられることがしばしばあります。
というのも、ペルソナシリーズを開発するアトラスは、セガグループの関連会社だからです。龍が如く7の発売が発表された後も、ネットではしばしば「戦闘画面がペルソナっぽい」「ペルソナが如く」などと言われていました。実際に、パーティーである仲間との会話で絆を深められる機能など、所々にペルソナシリーズをほうふつとさせるようなものがあります。
そして、肝心の主人公とゲームシステムの一新についてですが、サダタローさんは「変更したことによるメリットのほうが大きかったのでは」と話します。龍が如くシリーズは、メインストーリーとは別に、サブストーリーやミニゲームなどのやりこみ要素が多くあります。サダタローさんは歴代シリーズもかなりやり込んだそうですが、「RPGになったことでサブストーリーやミニゲーム探しの散策が、今までより楽しくなった」と言います。
アクションバトルは自身の操作でカバーできる部分が多く、装備やアイテムの入手に時間をかけなくても強敵を倒せたそうですが、RPGになると強い武器がないと強敵には歯が立ちません。武器や防具を買うためのお金を稼いだり、武器や防具を作るための素材を集めたりと、寄り道することに意味が出てくるのです。
今作が発表された直後は、ゲームシステムの大きな変更にネットでは賛否両論ありました。「仲間と共に成長して戦うシステムは、春日一番という新主人公の性格にもマッチしている」と話すサダタローさんは、今回の変更に否定的な人にもぜひ遊んでほしいと話しています。ちなみに、サダタローさんはクリア後のやり込みで忙しい毎日を過ごしたそうです。
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