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Twitter、開発者ポリシーを更新 botアカウントはbotと明示するよう義務付け
Twitterが開発者ポリシーを更新した。botアカウントはbotであることが分かるように、プロフィールにそう明示することが義務付けられた。ポリシーは従来の8セクションから4セクション構成に簡易化された。
米Twitterは3月10日(現地時間)、同社のAPIを使う開発者向けの開発者ポリシー(リンク先は日本語版)を更新したと発表した。これまで8つのセクションで構成していたポリシーを4つにまとめ直してシンプルにした。また、ポリシー更新に合わせ、開発者契約の文言の一部も更新し、コンテンツ削除に関する追加要件を含ませた。
一般ユーザ−に関係するのは、botアカウントに関する項目の変更だ。botアカウントとは、人間ではなく、APIベースで自動化されたアカウント。
新ポリシーでは、botが何のためのアカウントなのか、そのbotの責任者は誰なのかを明示することを義務付ける。
Twitterは「すべてのbotが悪いわけではない。実際、高品質なbotはTwitterのユーザー体験を向上させている」としている。明示方法としては、アカウントのプロフィールに「私はbotです」あるいは「このアカウントの開発者は○○です」と記すよう推奨した。
今回のポリシー更新ではこの他、学術研究目的でのTwitter API利用の許可やTwitterデータの再配布ルールの簡素化、Twitterデータのユースケース変更に関するルール変更などが行われた。開発者は新開発者ポリシーを参照されたい。
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