ラズパイでスマートスピーカーを作る 「アレクサ!あしたの天気は?」 〜ソフトウェア準備編〜:名刺サイズの超小型PC「ラズパイ」で遊ぶ(第15回)(2/2 ページ)
小さなマイクロコンピュータ「Raspberry Pi」(通称ラズパイ)で作る、自分だけのガジェット。今回は米Amazonが開発したAIアシスタント「Alexa」をラズパイで使えるようにしてみます。
製品情報を登録する
ここからはラズパイでAlexaを使うための「製品情報」を登録します。「製品名」「製品ID」「商品カテゴリー」「製品概要」は必須項目なので、画面の例を参考にして登録します。
続いて「LWA セキュリティプロファイル」を登録します。「プロフィールを新規作成する」を選びます。「セキュリティプロファイル名」と「セキュリティプロファイル記述」では、名前や記述を決めて入力しましょう。
LWAセキュリティプロファイルを登録すると「セキュリティプロファイルID」「クライアントID」「クライアントのシークレット」をテキストで保存しておきましょう。最後に一番下のチェックボックスにチェックを入れて「完了する」をクリックすれば終了です。
Alexa Voice Serviceのセットアップ
続いてラズパイにAlexa Voice Serviceを導入します。まず、トップ画面の「商品」をたどって表示される「製品名」の青いリンクをクリックしましょう。続いて商品のページが表示されたら、「製品の詳細」にある「セキュリティプロファイル」をクリックします。ここでは「ウェブ」にある「他のデバイスやプラットフォーム」を選びます。「クライアントID名」に任意の文字、例えば「raspberrypi」のように入力し、「一般ID」をクリックします。「クライアントID」にある「ダウンロード」ボタンをクリックします。「config.json」というファイルがダウンロードされますので、どこかに保存しておきましょう。
このconfig.jsonファイルですが、ラズパイに転送する必要があります。「WinSCP」などで「/home/pi」ディレクトリにコピーしましょう。
セキュリティプロファイルの設定
長かった設定ももう少しで終わりです。ここからはセキュリティプロファイルを利用できるようにします。Amazonへのログインページにアクセスします。先ほど作成したセキュリティプロファイル名を選んで「確認する」ボタンをクリックしましょう。プライバシー規約同意書のURLを求められますので、ダミーの「https://example.com」を入力します。最後に「正常に有効化されました」と表示されるので、これで設定は終了です。
次回はラズパイを使ってAlexaのハード周りのセッティングをしていきます。
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