ポケモンGO、全世界でコミュデイ中止 おこう30個を1ポケコインで 新型コロナ対策
米Nianticは全世界で3月の「コミュニティ・デイ」イベントを中止すると発表した。一方で野生ポケモンの出現率アップや「おこう」の実質的な配布など、屋内でもプレイできる環境を整えた。
スマートフォンゲーム「Pokemon GO」(ポケモンGO)を運営する米Nianticは3月13日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として、全世界で3月の「コミュニティ・デイ」イベントを中止すると発表した。一方で野生ポケモンの出現率アップや「おこう」の実質的な配布など、屋内でもプレイできる環境を整えた。
3月は「ケーシィ」のコミュニティ・デイを実施する予定だったが、特定のポケモンが大量発生するイベントは一カ所に人が集まりやすいと判断、「プレイヤーの安全は最優先事項」として中止を決めた。先に新型コロナウイルスの感染が広がっていた日本、韓国、イタリアでは、3月3日の時点で延期を発表していた。
13日の朝からゲーム内ショップには「おこう」と書かれた青いボックスが登場。ポケモンを引き寄せるアイテム「おこう」30個をセットにして、1回に限り1ポケコインで購入できるようにした。ポケコインはリアルマネーで購入するゲーム内通貨だが、ジムに自分のポケモンを配置しても入手できる(10分間で1ポケコイン)。
この他、野生のポケモンの出現が増え、タマゴの孵化する距離は半分になった。ポケストップからはギフトが出やすくなっている。
ただし、Nianticはイベントを全面的に中止するのではなく、一部のイベントは状況に合わせて実施する。日本向けに発表した3月後半のイベントスケジュールには、新規実装のポケモン「ゲノセクト」が登場する有料のスペシャルリサーチイベント(税込980円)、エスパータイプのポケモンが多く出現する「エスパーウイーク」などが含まれる。ゲノセクトは4月以降、招待制のレイドバトル「EXレイド」にも登場する。
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