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YouTube、世界での動画再生画質を「標準(480p)」に(新型コロナ対策で)
YouTubeが、欧州で20日から実施している動画再生画質の初期設定を標準(480p)にする対策を、24日から世界に拡大していく。新型コロナの影響で急増しているネット帯域幅使用量を抑える目的だ。ユーザーは画質を変更できる。
米Google傘下のYouTubeは3月24日(現地時間)、新型コロナウイルス対策の一環として、すべての動画のデフォルトの再生画質を一時的に「標準」に設定していくと発表した。20日に欧州で実施した対策を、同日から日本を含む世界に段階的に拡大していく。
「標準」というのは480pを指すようだ。英国版のYouTubeで確認したところ、画質は480pで表示された。ユーザーは歯車アイコンから、画質を変更できる。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、欧州や米国の一部地域などでは外出禁止令が出されており、企業もテレワークを推奨している。また、日本では春休み前から休校になっており、インターネットの使用が急増している。今回の対策は、動画ストリーミングによる帯域幅使用量を抑えるのが目的だ。
欧州ではYouTubeだけでなく、NetflixやAmazonもストリーミング画質を低下させている。
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