「マスク、どうやって買えた?」 レシート読み取りアプリのユーザー調査で明らかに
レシートを撮影して登録するとポイントがもらえるスマートフォン向けアプリで行った調査結果を、リサーチ・アンド・イノベーションが公開した。
品薄が続くマスクを買えた人は、どうやって手に入れられたのか――リサーチ・アンド・イノベーション(東京都港区)はこのほど、レシートを撮影して登録するとポイントがもらえるスマートフォン向けアプリで行った調査結果を発表した。「たまたま店に入荷していて並ばずに買えた」という人が7割を超えたという。
3月25〜26日にマスクを購入した人を対象に、同社のスマホアプリ「CODE」にレシートを登録した人のうち295人からアンケートの回答を得た。
アンケートの「マスクをどのように購入したか」という設問では、「並ばずに買えた」という人が約7割だった。理由は「このお店にあるとは知らなかったが、来店したら買えた」「たまたま品出しのタイミングだった」「このお店にあることを知っていたので、来店して買った」という。
マスクを買えた時間帯は?
マスクを買えた人が店に足を運んだ時間帯は、回答者の半数が朝(午前7時から11時)で、早朝から昼まで(午前4時から午後3時まで)を合わせると約75%にのぼった。
一方、夕方から深夜(午後4時から午前3時)までに買えた人は全体の約25%にとどまることから、仕事帰りにマスクを購入するのは難しい現状が浮き彫りとなった。
マスクを買えた店舗は?
マスクを買えた人が立ち寄った店は、回答者の半数超が「薬局・ドラッグストア」で、次にスーパー(15.3%)、コンビニ(14.6%)、ディスカウントストア(5.1%)と続いた。そのうちの58%が「いつも買い物しているお店」で、42%が「普段買い物していないお店」だったという。
関連記事
- Amazonなどのマスク在庫を一括表示するWebサイト、アルコール消毒液にも対応
大手ECサイトに在庫があるマスクを、安い順に一括表示するWebサイト「マスク在庫速報」が、アルコール消毒液の在庫情報に対応。サイト名も「在庫速報.com」に変更した。運営元は今後も、対応する商品と通販サイトを拡充する方針だ。 - ホッチキス替え芯(1万円)──マスク高額転売禁止をすり抜ける悪質“替え玉出品”が続出
マスクの替え玉出品とみられる商品の質問欄では、価格や数量などの交渉が行われている。 - マスクおとりに集客か 消費者庁がドラッグストアなど2社に指導
消費者庁は、在庫がないにもかかわらずマスクの値段などを書いたチラシを配っていた2事業者に対し、景品表示法(おとり広告告示)に基づき再発防止の行政指導を行った。 - いまや違法薬物に近い扱い? 転売禁止のマスク、取引の舞台はダークウェブへ
新型コロナウイルス感染症の拡大で品薄状態が続いているマスク。高額転売を禁止する法律は定まったが、店頭に並ぶマスクはまだ少数だ。そんなマスクの取り引きが、秘匿性の高いネットワークで構築された「ダークウェブ」で今も続いているようだ。 - アマゾンでマスク詐欺報告相次ぐ マーケットプレイスで「商品すり替え」「送料50万円」「届かない」など
Twitter上では、Amazon.co.jpのマーケットプレイスでマスクを買ったら詐欺に遭ったとする消費者の報告が相次いでいる。政府やECサイトなどの規制と悪質な販売業者のいたちごっこが続いており、引き続き注意が必要だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.