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VAIO、ドローン事業に本格参入 「PCとロボットの知見を活用」

VAIOは、産業用ドローンの機体や関連サービスを提供する子会社「VFR」を設立し、4月9日に営業を始めたと発表した。VAIOは2018年からドローンに関する技術やサービスの開発を行っており、子会社の設立でドローン市場に注力したい考え。

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 VAIOは4月9日、3月に設立した産業用ドローンの機体や関連サービスを提供する子会社VFR(東京都品川区)の営業を始めたと発表した。VAIOはこれまでドローンに関する技術やサービスの開発支援などを国内外の関連企業と共同で行っており、子会社の設立によってドローン事業の成長を加速させたい考え。

 VAIOのPC事業やロボット事業で培った知見を生かし、産業用ドローンを使う事業者やエンドユーザーに対して用途別に最適化した自社製ドローンの企画、設計、販売、保守サービスなどを提供する。他社製ドローンの設計や製造、修理なども請け負う。

 同社はドローン普及の課題について「主流の汎用的なドローンでは、産業用途別への最適化が容易ではない」と分析。産業用ドローン市場は25年までに6400億円を超える規模に成長すると見込まれるとして、異業種との協業も視野に入れながら、市場のリードを目指す。

 VAIOは14年にソニーのPC事業を引き継ぎ誕生。VAIOブランドのノートPCを生産しつつ、映画館「新宿バルト9」にVR映像を楽しめる「映画館でVR!」を導入するといったVR事業や、ロボットの受託開発・開発支援などを行うEMS事業を展開してきた。

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