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AIで論文を自動分類 筑波大発ベンチャーが無料の論文投稿サイトを公開

筑波大学発のベンチャー企業・ラビルド(茨城県つくば市)は、コンピュータ科学向けの論文投稿サイト「Acrovector」(アクロベクター)の提供を4月15日に始めると発表した。査読(人間による論文のチェック)はなく、論文の投稿や閲覧は無料。AIによる論文の自動分類が強みだという。

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 筑波大学発のベンチャー企業・ラビルド(茨城県つくば市)はこのほど、コンピュータ科学分野の論文投稿サイト「Acrovector」(アクロベクター)を4月15日に公開すると発表した。論文の投稿や閲覧は無料。査読(人間によるチェック)を行わないことで論文を即時公開できるほか、投稿された論文をAIで自動分類するのが特徴だ。


論文投稿サイト「Acrovector」(アクロベクター)

 自動分類機能の導入で、ユーザーが求める論文にたどり着くまでの時間は、従来の検索エンジンに比べて約80%短縮できるとしている。

 論文は投稿後すぐに公開される。査読を行わない代わりに信頼性を高めるための仕組みとして、論文の内容についてユーザーが討論できるディスカッション機能や、論文内容の再現性を申告できる機能を用意する。

 無料プランの他、月額10ドルの有料プランも用意。有料版では無制限のブックマーク機能や分析レポートの閲覧機能などを提供する。


無料版と有料版の比較

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