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講談社が「月刊ヤングマガジン」など発売延期 「通常通りの刊行を維持できない」
講談社が「月刊ヤングマガジン」などの漫画雑誌とオリジナル電子雑誌について、発売と配信を延期すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大と政府の緊急事態宣言の影響は出版活動にも及び、「通常通りの刊行を維持できない」という。
講談社は4月14日、「月刊ヤングマガジン」などの漫画雑誌とオリジナル電子雑誌について、発売と配信を延期すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大と政府の緊急事態宣言の影響は出版活動にも及び、「通常通りの刊行を維持できない」という。
発売を延期するのは、「モーニング・ツー」「姉フレンド」「ヤングマガジンサード」「good!アフタヌーン」「別冊少年マガジン」「月刊ヤングマガジン」の6誌。配信を延期する電子雑誌は、「ハツキス」「comic tint」「ハニーミルク」「マガジンR」。また「コミックDAYS」「マガジンポケット」「Palcy」などは一部の更新を延期する。
講談社では、「製版、印刷、流通工程の作業量維持が難しくなるなど出版活動も少なからず影響を受けている。今後しばらくは通常通りの刊行ペースと刊行量を維持できなくなる見通し。1号分の刊行と配信を延期することで当面の対応とする」としている。
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