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オンライン採用、導入企業の66%は好印象 一方で「職場、応募者の印象が伝わらない」など課題も
ビズリーチは、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、オンライン採用に関する調査結果を発表した。オンライン採用を導入している企業の66%はメリットの方が大きいと感じている一方、「職場、応募者の印象が伝わらない」など課題もあると分かった。
オンラインで採用活動をしている企業の66%は「オンライン化はメリットの方が大きい」と回答――転職サイトを運営するビズリーチは4月17日、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて広まっているオンライン採用に関する調査結果を発表した。
調査によると、4月中旬時点でWeb会議ツールや動画配信サービスなどを使って採用活動を行っている企業は全体の53%、導入を検討している企業は18%だった。オンライン化した内容は、一部の面接(63%)や説明会などのイベント(48%)など。
オンラインで面接を行うことで「遠方の候補者との接点が増えた」とする企業が66%、「面接などの手間の削減、選考スピードを向上できた」とする企業は48%にのぼった。
一方、課題も残っている。69%の企業は「職場の雰囲気を伝えにくい」、67%は「応募者の印象を正しく把握しにくい」、46%は「システムや通信の不具合でスムーズに面接できない」などの欠点を挙げた。
調査はビズリーチのサービス利用者を対象として4月13〜15日に実施。664件の有効回答を得た。
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