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サイバーエージェント、エンタメ業界支援で新会社 ネットビジネスへ移行促す
サイバーエージェントは、エンターテインメント事業者のネットビジネス移行を支援する子会社「OEN」を設立する。新型コロナウイルスの影響で、リアルイベントの自粛が続く業界に新たな収益機会を提供する。
サイバーエージェントは4月23日、音楽や演劇、スポーツなどを手掛けるエンターテインメント事業者のネットビジネス移行を支援する子会社「OEN」(東京都渋谷区)を27日に設立すると発表した。新型コロナウイルスの影響で、リアルイベントでの活動自粛が続く業界の新たな収益機会の創出を目指す。
収益化機能を備えたライブ配信や、ファンから“投げ銭”として金銭を受け取れるプロジェクト支援、オンラインサロン、ECサイトを使った物販などのビジネス展開を支援する。他社が提供するプラットフォームの活用なども含まれるという。
自社の動画配信サービス「ABEMA」(旧AbemaTV)などの運営を通じたノウハウを生かすとしている。
OENの資本金は1億円。代表取締役社長にはサイバーエージェントで執行役員を務める藤井琢倫氏が就任する。
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