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ソフトバンクG、赤字幅さらに拡大 20年3月期は最終赤字9000億円に
ソフトバンクグループの2020年3月期(19年4月〜20年3月)の通期予想が、9000億円の最終赤字となる見込み。「WeWork」関連の営業外損失が想定よりも膨らんだためとしている。営業外損失は当初の予想である合計約8000億円から、1兆円以上になるという。
ソフトバンクグループは4月30日、2020年3月期(19年4月〜20年3月)の通期予想を下方修正し、最終損益が9000億円の赤字になる見込みと発表した。「WeWork」関連の営業外損失が想定よりも膨らんだためとしている。
営業損益は据え置いたまま、税引前利益を2500億円から200億円に下方修正。コワーキングスペース「WeWork」運営の米The We Company関連で計上する営業外損失が、当初の予想である合計約8000億円から、1兆円以上に膨らむ見込み。
修正前の通期予想は、営業損益が1兆3500億円の赤字(前年同期は2兆3539億円の黒字)で、最終損益は7500億円の赤字。営業赤字となったのは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で10兆円規模のファンド「SoftBank Vision Fund」の投資先などの市場価値が下落したためとしていた。
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ソフトバンクグループが20年3月期の通期連結業績予想を発表。連結営業損益が1兆3500億円の赤字に転落する見込みという。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、「SoftBank Vision Fund」の投資先などの市場価値が下落したため。
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