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「あつまれ どうぶつの森」面白さの理由は? 漫画家がスローライフの不思議な魅力を語るサダタローのシェアさせていただきますR(4/4 ページ)

発売から10日間で約260万本を販売したというゲームソフト「あつまれ どうぶつの森」。外出自粛が続く中で、“あつ森”に夢中になる人が増えているようだ。そのうちの一人である漫画家のサダタローさんが、あつ森の面白さを漫画で語ります。

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 唐突に「バーバラちゃんに会いたい……」とつぶやくサダタローさん。何事かと思ったら、ゲーム内に登場するヤギの女の子のキャラクターのことでした。普段は強気な口調なのに、広場で楽しそうに歌を歌うかわいらしさとのギャップにやられているようです。

 サダタローさんは、キャラクターの魅力に加え、“あつ森”にはゲームシステムの面白さもあるといいます。「あつ森は、たぬき(たぬきちというキャラクター)に借りたお金をせっせと返済していくゲーム」「島で何かするたびに多額のお金が必要で、そのために借りたお金をまたせっせこ返していくゲームなのさ……」と説明するサダタローさん。この“借金返済”のシステムが絶妙だといいます。

 というのも、川や海で釣りをしたり、原っぱで虫取りをしたりして得たモノはお金に換えられるので、借金返済という目標が島を探索するモチベーションにつながっていくのです。さらに、稼いだお金で服や家具なども買えるので、自分好みのファッションや家を実現するためについついプレイを続けてしまうのだとか。

 「目標を一気に達成させない適度な不自由さ」も魅力の一つ。ゲーム内の時間は現実世界と同じペースで流れていくため、島でとれる虫や魚をコンプリートしようと思うと、1年以上かかるのです。そうすると1日だけ頑張っても仕方ないので、のんびり釣りをしたり、村の住人と話をしたりと、何気ない目的で毎日ログインしてしまうというわけです。

 サダタローさんは「モチベーション維持のための目標設定と、その目標を一気に達成させないさまざまな制約との絶妙なバランスで、結果的にスローライフっぽい楽しさを感じられる不思議なゲーム」と評します。そんな説明しにくい不思議な面白さが、あつ森の人気の秘密なのかもしれません。

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