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AIで飲食店の混雑を解析、空席情報をリアルタイム配信するサービス「VACAN」

スタートアップのバカンが、店内の混雑状況をリアルタイムで確認できるサービス「VACAN」に、飲食店向けサービスを追加。カメラやセンサーで取得したデータをAIで解析することで、社会的距離(ソーシャルディスタンス)を考慮した空席情報を自動で判定。利用者は混雑を避けて飲食店を利用できるとしている。

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 スタートアップのバカン(東京都千代田区)は5月8日、スーパーやドラッグストアなどの店内の混雑状況をリアルタイムに確認できるサービス「VACAN」の対象に、飲食店を追加したと発表した。同日に加盟店の一般募集を始めた。飲食店の利用者は、デジタルサイネージや各店舗のWebサイトで店内の空席情報を確認でき、混雑を避けられるとしている。

 VACANは、店舗内の混雑情報をリアルタイムで表示するサービス。これまではスーパー、ドラッグストア、コンビニなど小売店舗の情報を提供していたが、新たに飲食店も対象にする。店内のカメラやセンサーで取得したデータをAIで解析することで、社会的距離(ソーシャルディスタンス)を考慮した空席情報を自動で判定するという。

 飲食店向けサービスでは、判定した空席情報を各店舗のWebサイトやデジタルサイネージなどに配信。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、サービス利用者は混雑を避け、安心して来店できるとしている。


検知から配信までのイメージ

 5月末からは、同社が公開するWebマップ上でも導入店舗の空席情報を閲覧できるようになる予定。Webマップ上には、各店舗が実施する感染拡大防止策やテイクアウト情報も掲載可能という。

 同社は、飲食店向けに行列対策サービス「VACAN Noline」も提供。これは、入店に使う受付番号をスマートフォンや店頭のタブレットで発行し、順番が近くなると通知を送るというもの。これにより、店頭に行列ができて人が密集してしまうことを防ぐ。

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