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「東京ウォーカー」など3誌が休刊、Webに移行 「新型コロナによる生活様式の変化に対応する」
情報誌「東京ウォーカー」「横浜ウォーカー」「九州ウォーカー」が6月20日の刊行を最後に休刊する。新型コロナウイルス感染拡大による生活様式の変化に対応するため。今後の情報はWebサイトから発信する。
KADOKAWAは5月11日、地域情報誌「東京ウォーカー」「横浜ウォーカー」「九州ウォーカー」を、6月20日発売号をもって休刊すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う、消費者の行動様式の変化を踏まえた判断という。
メディアのデジタルシフトを加速する狙いもあり、今後はニュースサイト「ウォーカープラス」で、各エリアの最新情報を発信していく。
3誌の5月20日発売号は刊行せず、6月20日発売号との合併号として扱う予定。
東京ウォーカーは1990年、横浜ウォーカーは1998年、九州ウォーカーは1997年創刊。いずれも2019年12月時点で2万部以上を発行していた。
「東海ウォーカー」「関西ウォーカー」の刊行は継続する方針だが、6月の発売は見送り、今後の発行時期と発行形態については改めて告知するとしている。
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