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Twitter、Googleの前AI責任者でスタンフォード大教授のフェイ・フェイ・リー博士を取締役に
Twitterが、AIの権威として知られるスタンフォード大教授、フェイ・フェイ・リー博士を取締役に迎えた。同氏は2018年末までGoogleのAI責任者を務めていた。現在は人間中心のAI研究所HAIの共同ディレクターを務めている。
米Twitterは5月11日(現地時間)、スタンフォード大学教授で人間中心のAI研究所「Human-Centered AI Institute(HAI)」の共同ディレクターを務めるフェイ・フェイ・リー博士(44)を取締役に迎えたと発表した。
同氏は2018年末まで、米GoogleでGoogle Cloud AI担当チーフサイエンティストを務めていた。
リー氏は発表文で「Twitterはテクノロジーが強力な方法で世界をつなぐ素晴らしい例だ。Twitterにとって重要な時期に取締役会に参加できることを光栄に思う。AIと機械学習は、技術とそれを扱う人々に多大な影響を与える。私の経験をTwitterがAIを利用してユーザーに利益をもたらすことに生かすのが楽しみだ」と語った。
ジャック・ドーシーCEOは「フェイ・フェイ・リー博士、Twitterの取締役会にようこそ!」とツイートし、リーもこれに答えている。
同社の取締役会は3月、Silver Lakeの共同CEO兼パートナーのエゴン・ダーバン氏とElliottのパートナー、ジェシー・コーン氏を新たな取締役に迎え、テクノロジーとAIの専門知識を持つ3人目の取締役を探すとしていた。
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